新開発の耐候性ボンド磁石、9月からサンプル提供開始

愛知製鋼株式会社の磁石事業チームは、耐候性に優れた磁石の開発を完了し、2024年9月からサンプル提供を開始します。この新開発の磁石は、特に電動ウォーターポンプなどのモータ開発者にとって、信頼性の高い選択肢となることを目指しています。

開発磁石の特徴

今回開発された磁石は、従来の磁石に比べて耐候性が大幅に向上しています。特に、磁粉1粒ごとにコーティングを施すことで、長期間にわたる性能維持が可能となりました。これにより、過酷な環境下でも安定した性能を発揮します。

技術的詳細

  • 磁気特性: 新開発の磁石(18P-A5、P15-A5)は、従来材と比較して高い磁気特性を持ち、モータの効率を向上させます。
  • 耐候性試験: 大気下および水溶液中での耐候性試験において、従来品に比べて大幅な性能向上が確認されています。
  • 成形条件: A5磁石の成形および配向条件についても詳細に検討されており、最適な成形条件が確立されています。

サンプル提供と今後の展望

新しい磁石のサンプル提供は2024年9月から開始されます。これにより、モータ開発者は実際の製品においてより高い性能を確認することができます。愛知製鋼は、今後も技術革新を続け、より高性能な磁石の開発を目指していきます。

詳細

開発磁粉磁石の技術資料

お問い合わせ先

愛知製鋼 磁石事業チーム(052-603-9286)